男女共同参画シンポジウム参加報告
男女共同参画シンポジウム ~女性も男性もいきいきと暮らせる社会について考えてみませんか~ 第1部:第3次横浜市男女共同参画行動計画(素案)について(概要説明) 横浜市市民局人権・男女共同参画担当理事 安部 きみ子 第2部:対談 NPO法人高齢社会をよくする女性の会理事長 樋口 恵子 横浜市長 林 文子 第1部では、H23年度(2011年度)から5年間の行動計画の素案が提示され、説明がありました。 計画の推進について、目標(活動指標又は成果指標)による進行管理を行います、とあり、これが今回の計画の特徴だということです。ということは今まで、目標による管理してこなかったってことですよね。企業ではかんがえられませんが、そういうものなのでしょうか。 ここでは内容についてはふれませんが、興味がある方は下記のサイトを参照してください。 第3次横浜市男女共同参画行動計画 (素案) 第2部の対談はとても楽しいものでした。 印象に残った部分をご紹介します。 ・樋口さんは78歳とのことで、びっくり。終戦時に13歳、岸恵子さんや有馬稲子さんと同じ年だそうです。だじゃれと自虐をおりまぜながらのお話は、すごくおもしろかったです。 ・林さん:報、連、相をするのは、上司の方です。13年間の社長業を、感謝と共感でやってきました。 ・樋口さんはファザーリングジャパンの代表のことを、「安藤哲也くん」と呼んでました。 ・林さん:若いころは夫といさかいばかり、わかってちょうだいと言い続けた。今は料理を始めて、NHKの今日の料理から始まり、人を集めて料理教室を開くまでに。。。 ・樋口さん:2050年(40年後)は、日本人の4人に一人が65歳以上の女性である。 「老婆は一日にしてならず、すべての道は老婆に通ず」 「貧困ばあさん」にならないように今から備えておきましょう。 ・樋口さん:女の人生には貧困への道につながる3つのすべり台がある。 1.妊娠、出産で仕事を辞める 2.夫との離別 3.介護のため仕事を辞める ・樋口さん:ダイバーシティ&インクルージョン=多様性と包括(誰も仲間はずれにしない)の考え方で、違いを力に!!笑われようと、正しいと思うことをやっていくことが大切。 ・林さん:相手の気持ちを考えながら生きてきた。ひどいことを言われたが、今になると理解できることもある。市政は「共感と信頼」でやっていきたい。行政の世界だけでは税収の不足などもありできないことが多い。市民が主役で行政が支援、という形でいっしょにやっていきましょう。 会場は空席が目立ちましたが、それでも100人ほどの市民が聞きにきていました。9割以上が女性で、女性の7割以上は50歳以上であるように見受けられました。すごくいい話が聞けて、かつ無料なのに、もったいないなーと思いました。 思えば、市の広報って、自分自身も読まないことのほうが多いです。もちろん読むべきなのですが、ほかのもっと効果的な広報のやり方を考える必要があるのではないでしょうか。 この素案については市民からの意見を9月15日まで郵送、メール、FAXで募集しているので、ご興味がある方はぜひ意見を出してみてください。(こちら) ]]>